地元所沢で90年 墓石と霊園の二上家

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お墓ができるまで

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採掘

花崗岩を採石します。花崗岩とはいわゆる御影石です。採石した花崗岩には特級から5級までの等級分けがされています。採石は非常に危険が伴う作業です。発破作業という、石を切出す為の爆破作業や、ワイヤーソーという特殊機械などを使い採石を行います。二上家では特級を使用します。

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切断

採石した花崗岩を機械にかけ切断します。ここでは断面が曲がってしまわない様に十分時間をかけゆっくり切断していきます。石材は切断してみるまで墓石として商品になるかわかりません。一晩中機械を回して切れた石の断面にキズがあれば、その部分は墓石や外柵には使えません。キズの無い部位だけを使います。

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加工

石の角を丸くしたり、尖らせたりするのはすべて職人による手作業になります。様々な道具を使用して作り上げます。まさにプロのなせる仕事です。石材加工はノミ・セットウなどの道具を使いながら作っていきます。細かい作業の中で、少しでも叩き過ぎて形を崩してしまうと、もうそれは使えませんので細心の注意を払いながら丁寧に加工していきます。

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研磨

切断した石にダイヤモンドの砥石で磨きをかけます。荒い砥石から細かい砥石まで丁寧に研磨してゆくと、光沢のある滑らかでキメの細かい仕上げになります。ここまできても、白御影の場合、石の目に大きな黒い玉(約3cm)が出ると製品にはなりません。外柵に使う石材の歩留り率(原石から製品化できる率)は20%~30%となり、原石の中でも大変貴重な部位の石材を使っています。

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彫刻

彫刻する文字を特製のゴムシートに貼り付け文字をカットし、砂状のカーボンを吹き付けます。この仕事も機械化が進んだと言えど、ノミなどを使う本来の彫刻技術を持っていないと良い仕上がりにはなりません。ゴムシートは熟練の職人が一文字ずつ丁寧にカットを入れていきます。やはり手作業の方が正確なので、二上家は今でも一部の作業を除き手作業で行っています。

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基礎工事

大変重い墓石・外柵に耐えられる強固な基礎が必要です。墓地の下はしっかりと転圧した上でグリという石をいれ鉄筋を配筋しコンクリートを打ち込みます。コンクリートで立ち上がり部分を作る場合には、二上家の場合、より強固に施工するためコンクリートブロックは使用せず、型枠を組み鉄筋を配した上でコンクリート打ち込み工法を採用しています。

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据付工事

石は少しぶつかっただけでも割れてしまう非常に繊細な物です。重い石を丁寧に扱いながら水平・高さなどを丁寧に計り据え付けます。最近では、地震対策として強力な接着剤を使用します。職人に求められる技術は、しっかり据わっているのはもちろん、直角・水平・垂直・メジの幅が重要です。これが完璧にできる職人になるにはかなりの年月と経験を要します。